CB750 充電不良(発電不良) 修理
今回の作業の紹介はCB750カスタムの発電不良の修理です。厳密にはエクスクルーシブ
かもしれませんが、エンジンも同じなのでCB750カスタムとしちゃいます。
以前CB750カスタムの点火不良の修理をしましたが、別のバイクでCB750カスタム
とレアな車両が多い当店です😁
今回バッテリーが上がり修理になったのですが、原因がバッテリーだけでない雰囲気が
プンプンします。
付いていたバッテリーは電圧がかなり下がっていたので交換します。
そして発電を測りますが、全く電圧が上がりません。やはり発電が不良ですので、診断
していきます。
セオリー通りジェネレーターの発電を見ると電圧が上がらない。レギュレーターの抵抗値
は規定値内なので不良のジェネレーターを交換します。
何故か画像では寸法を測っていますが、色々問題が発生しました😥
不良と診断してジェネレーターを換えたのですが、発電しない。
誤診断したかと思い色々見ていくと、ジェネレーターの配線がアースと
導通しちゃっています。
これだとジェネレーターの巻線がショートして巻線の意味をなさない
状態になります。本来診断では見るのですが、新品で見ることになる
とは😨
ちなみにジェネレーターからの黄色線同士は3線とも導通があるのが
正常です。抵抗値は0.4から0.5オームが規定値になります。
テスターは正直です。そしてショートしている原因はジェネレーター
の円が歪なため、ローターコイルと接触していました。
普段は純正ジェネレーターが出ない場合は巻き直しをしているのですが、
納期の兼ね合いで中華部品を使いました。やはりリスキーですね。
エンジンはCB750Fと同じなので、ローターコイルを使用しています。
新品ジェネレーターが不良と思わず、ローターコイルやジェネレーターの
診断に大分時間がかかりました。
しかも販売元が今まで不良がないから問題ないという回答で、それにも
ビックリしちゃいました😅
そして同じジェネレーターは使いたくないけど巻き直しは時間がかかる
しと悩んでいたら、T.T.RモータースさんでCB750Fのジェネレーターを
販売していたので今回使わせて頂きました。
純正ジェネレーターを巻き直しした部品ですと教えて頂き、安心して
使用出来ます。
実際の質感も全然違います。やはり国産部品は良いですね😄
そして、バッテリーの充電電圧も上がってバッチリです。
修理は診断が一番大事ですが、次に部品選択が大事だと身をもって
体験した今回の修理でした。
旧車ですので、少しエンジンをかけて配線が熱を持った時に
発電が問題ないかもチェックして修理完了です。
発電はバッテリー上がりはもちろん、点火にも影響するので大事です。
これで安心して乗って頂けますね。ありがとうございました😊
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